弁理士 久保山 典子

お客様の大切な知的財産を守る、
確かな法知識とこれまでの経験。

プロフィール

1996年から特許事務所にて知的財産分野でのキャリアを積み始めました。
1997年、弁理士試験合格、1998年から企業の法務室に入社しました。そこでは本社及びグループ会社の特許、商標の権利取得、ライセンス、侵害事件対応まで、幅広い経験を積ませていただきました。その後出産・育児を機に特許事務所に転職、新しいお客様を担当させていただく際には、お客様の過去の出願、競合他社の出願を読み込み、発明者様からの技術説明をより正確に理解できるよう、必要な知識の習得に励んでまいりました。

企業に入社した1998年には、米国で「State Street Bank」事件判決が出され、「ビジネスモデル特許」の一大ブームが起きました。
部内では「知的財産部のプロフィット化」が模索されており、権利行使を念頭にビジネスモデル特許の取得を推進するという方針が出されました。駆け出しの弁理士だった私は、アイデア創出のワークショップと実務に役立つ知的財産法の講義とをセットにした社内研修の企画・運営を任せていただくこととなりました。

ビジネスモデル特許の黎明期にはまだ審査基準が整備されておらず、何が特許されるのかわからないという状況でした。そのため、判決の原文や米国の審査基準(MPEP)、日本の特許法の解釈を基に、ビジネスモデル特許で保護される発明は、ビジネスのやり方そのものではなく、そのビジネスに特化したシステムの発明のはず、という予測をたて、ワークショップでの発明の創出と特許出願を進めました。このときの、基本となる特許法の文言解釈から将来の発明の保護態様や審査での判断の在り方を予測して特許明細書を作成するという経験は、特に昨今のAI特許出願に生かせてきたと思います。

確かな法知識を持ち、それを駆使したよりよい提案を行うことを心掛け、お客様の大切な知的財産を安心して任せていただける弁理士でありたいと思っております。

専門分野

特許出願業務(情報処理、通信、電気)、特許調査、主要5か国特許庁への国際的な特許出願、商標

経歴

技術分野
制御・ソフトウェア。例えば、AR・VR分野、AI関連発明、自動運転制御、医療機器(X線CT装置、DR装置)の制御、医用画像処理関連、ビジネスモデル特許など、お客様の事業に合わせて必要な技術知識の習得を図ってきました。
出身地
山口県
資格
弁理士(日本弁理士会登録1997年/登録番号11064号)
特定侵害訴訟代理権取得(2006年 付記登録)
日本ディープラーニング協会 ジェネラリスト検定(G検定)合格
AI実装検定実行委員会 AI実装検定B級合格
略歴
株式会社CSK法務室知的財産管理グループに所属。
2004 特許事務所にて特許、商標の出願、権利化、異議申立業務に従事。
2013 当事務所へ入所
その他・経歴
2010 山口大学 経済学部 寄付講座 ゲスト講師
2014 同上
2019-2021 日本弁理士会 知的財産支援センター
学歴
山口大学 経済学部 経営学科 卒業
言語
日本語、英語